8月1日ビットコイン分裂?仮想通貨市場の値動きが気になる!

ビットコインの分裂危機

8月1日にビットコインは分裂し、ビットコインとビットコインキャッシュの2つに分かれました。

ビットコインが分裂する可能性があるというニュースが入ってから、仮想通貨市場は大きく変動しました。
ビットコインの価値は7月の10日くらいまでは29万円前後を推移していましたが、その後暴落を起こしました。
7月17日の時点では21万円台を記録しています。

しかし、その後ビットコインの価値は回復し、21日には30万円台にまで戻りました。はっきりとした理由はわかりませんが、ビットコインが分裂して消えてしまうという不安よりも、ハードフォークをすることで需要が高まるという期待のほうが上回ったからではないでしょうか。

また、ビットコインの取引所では分裂後のビットコインキャッシュについて、ビットコインの保有者に配布するということが発表されています。
ビットコインキャッシュを入手したいためにビットコインを購入しようという人が増えたことも、21万円台まで暴落をした後で30万円台まで回復した理由となっているのでしょう。

分裂が起きた8月1日には32万円台まで価値が上昇しています。

ビットコインの分裂危機に備え日本の取引所で行われたことは?

ビットコインの分裂問題が起こった後は、取引所で一時的に出金が停止されるという発表が出されました。

取引所にもよりますが、8月1日~8月2日まではビットコインの入出金が停止されるという措置がとられました。7月31日に入出金が停止された取引所もありました。

分裂後に新たに生まれた仮想通貨であるビットコインキャッシュは、中国が売国となっているようです。

日本の取引所のほとんどではビットコインキャッシュについても扱うという結果になったので、ビットコインを保有していた人のうち、多くの人は損をするどころか、資産を大きく増やせたという結果になりました。
その後ビットコインは8月14日時点で46万円台まで上昇しています。

ビットコインキャッシュは大きく変動しており、一時的に12万円台を記録した後は3万円台まで価値が落ちました。
まだ登場したばかりですので、しばらくは安定しない状態が続くことが予想されます。

ビットコインの分裂問題については、インターネットのブログ記事などで多く扱われていたものの、信憑性に欠ける情報もたくさん出回っていました。やはり取引所の発表が信頼度が高い情報となるでしょう。

仮想通貨は公的な発行体や管理者がないので、こういった問題が起きると不安が大きくなり、暴落してしまうこともありますが、情報に踊らされないことが重要になるでしょう。